マトリックス

リローデッド

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言わずとしれたマトリックスリローテッド。個人的な感想としてはイマイチだ。というのも前作を超えたか?

というところにあるだろうか。CGは前作より多用されているのだが、あまりに多用しすぎてCG映像が

延々と続く場面ではモロCGというのがわかってしまい悲しかった。なんとネオまでCGになってしまう!

今回のネオはたっぷり救世主っぷりを発揮してくれる。ほんとにすごい。一番笑わせてくれるのは、空を

飛ぶところだ。「ネオはどうした?」「スーパーマンしてる」というくだりがある。右拳を突き上げたあの

ポーズで飛ぶ。だが、スーパーマンというよりはスーパーサイヤ人というのが正しいんじゃ?まさに

「ドラゴンボールは絶対観てます!大好き!」と言ってそうなアニメオタク監督なんだからスーパーマン

じゃなく、スーパーサイヤ人の方が目指すところだろう。スーパーマンは空中で直立不動なんてことはない

肉眼で見える。どちらにせよ、ちょっとやりすぎ感が残るのは否めない。でもこれくらいの方がアメリカでは

受けるのかな?日本では話題だけで、実際観たら「?」と思った人は多いと思う。ここまで観たからには

どうしたいのかわからないストーリーでも、どうこじつけるのか見届けたい。次回作も楽しみだ。

CGは際どい。作り手としては、生の人間に追いつこうとしてるのだろうか?これで役者がいらないと?

全部CGで作ってこけたファイナルファンタジーを忘れないでほしい。生身の人間は絶対条件だと思う

それにプラスαがCG。作り手と観客にズレがあることに早く気づいてもらいたい。

オー・ブラザー!

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おなじみコーエン兄弟監督作品。ジョージ・クルーニーのハマリ役はこれ!アメリカではセクシーな男

らしいけど、日本人からみたらどうなの?ERの女たらしのドクター役と、この作品の情けない囚人役

う〜んやっぱこうでないとジョージクルーニーは。なんともB級な顔がまた、たまらない。この映画では

歌がキーワードなんだが、なかなか上手くておどろいた。とても気持ちよく歌ってるのも感じが出てて

新しいジョージが発見できるだろう。主役の他の二人はジョン・タトゥーロとティム・ブレイク・ネルソン。

名前だけ聞いてピンとこなくても映画を観れば、「ああ見たことある!」と思うはず。ジョージが主役の

中の主役なんだけど、やっぱりジョージだけじゃだめ。この二人が良いスパイスになっている。

脇を固めるのは、「ピアノレッスン」のホリー・ハンター、コーエン兄弟映画にはよく登場するジョン・

グッドマンなど個性豊か。脱走した囚人が盗んで隠しておいた金を探すというありきたりな話の中に

ラジオで即興で歌った歌が、自分たちの知らないところで大ヒットしているという事件を加えることで

新鮮な映画に仕上がっている。アクションやサスペンスにはもう飽きたという方におすすめします

 

   
   
   

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